2011年までアメリカ駐在をされていた渡辺明さんから送っていただいた写真を御本人の許可を得てUP致しましょう。そのものズバリ Rc-135V/Wのマザーベース、オファット空軍基地内で撮影されたRC-135V(64-14845)とRC-135W(62-4131)である。プラスチック模型製作クラブの催しものの一環として行われた実物見学会、空軍基地関係者から「どこでも好きなだけ撮ってください」との許しがあったそうで うらやましい限りです。下は、渡辺さんが 模型つくりの為に撮影されたRC-135の下部のアンテナ類。
RC-135W(62-4131)
RC-135V(64-14844)
RC-135
V&W Page-1
2009年10月18日三沢基地には、サンダーバーズの極東ツアーの一環としてフライトが公開された。当然 ショーのメインはバーズのF-16であるが、この時 非常に珍しい展示機が置いてあったのだ。RC-135W リベットジョイント・・このRC-135系の機体が日本の国内で展示されることはほとんど無く、一部のマニアは、F-16よりRC-135Wの展示の方が嬉しかったはずである。昔 1970年代の後半に嘉手納や横田でもよく撮影できたRC-135Mを改造して作られた”信号情報収集機”とされる。もちろん機体の詳細については、機密が多く公開されていない。ネブラスカ州オファット空軍基地 55th RWの傘下、38th RSの所属である。かなり 大型の機体に見えるがB-767などと比べれば、全長は43.55メートルと意外と大きくない。XC-2は、全長全副共に44メートルであるから XC-2より一回り小型ということだ。
 RC-135Wは、1983年迄に9機が改造して作られたそうだが 現在何機が現役にあるかは不明。
RC-135W (62-4126) リベットジョイント 最新のベースライン-8を搭載しているとの事。Multiple Communications Emitter Locator System 略して”MUSELS”が具体的にどんな機能を持つのか判らないが、文字からすると走査線機能を利用して複合的に目標物の位置を検索する機能ではないかと想像する。機体下部のアンテナ類も大幅に変わっているらしい。
翌年2013年4月4日 再び嘉手納でであったRC-135W(62-4126) 朝8時に離陸して 夕方2時までのRC-135にしては短いフライトであった。
↑ 2013年6月までいたRC-135W(62-4130)と交代して 再び配備された62-4126。背中のコブは付いている最新型は、貴重な存在のようである。
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↑ オファットのRC-135V/Wに”OF”のテールレターが入り始めたのは1992年末ぐらいからで、尾翼の番号も同時に3桁だけが大きく表記されるようになった。1993年7月ミンデンホールで撮影されたもの。

RC-135W(62-4132)

↑ 1995年11月オランダのアインドホーフェンに着陸するRC-135W (62-4132)

2012年10月3日18:04 日が落ちてから離陸したRC-135W。地元のマニアが このRC-135Wは新型であると言っていた。離陸時はどこが新型なのか判明しなかったが、後から写真を見てみると背中にコブが増えている。
↑上の写真は、2013年10月2日〜3日の間にフライトしていたRC-135W(62-4126),この時嘉手納にはこのRC-135W 1機以外にRC-135系居なかった。
38th RSのオペーレーションチームとメンテナンスチームは、主な派遣先としてイギリスのミンデンホールと日本の嘉手納となるが  嘉手納配備となれば”82nd RS"に所属変更になる。通常60日派遣の60日休暇というサイクルが一般的とされ 1チーム年3回の派遣が可能である。
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Wings
RC-135Vと外形上の差異は、ほとんどない。胴体前部左右の張出したSIGINTと言われる側視レーダーの様子がよくわかる写真である。尾翼のトップラインは、38th RSを示すブルーラインになっているが 嘉手納に派遣された際に82nd RSの所属に変わっているはずで クルーのパッチも82nd RSとなっていたそうだ。
82dRS所属に移管され 嘉手納でフライトするRC-135W,2010年8月24日13:30 嘉手納から離陸するRC-135W。北側滑走路をランウェイバックして エンド前でターンしてのテイクオフ、私にとっては初めて見るW型である。
2010年11月30日 朝6時代の暗いうちに離陸し 韓国大延坪島への砲撃後 緊張する朝鮮半島への偵察活動に向かったRC-135W,10時間以上の飛行を終え 05:57分に嘉手納に帰還した。
2002年11月11日リエンジンのRC-135Vが嘉手納に初来日(63-979255th WG リエンジン量産改造1号機。1機の改造に16ヶ月掛かるそうだ。通信の傍受、電波発信源の位置特定などリアルタイムに処理を行うため 搭載される情報処理装置も最新のベースライン7に改装 V/W合わせ17機のRC-135が2006年までにエンジン改装を終えている。